わし的ガバガバライテク講座その1
突然思い出したかのように更新されるブログ。
どうも皆さんお久しぶりです。
相棒の方はもうすぐ10000キロに達しようかというところで月当たり2000キロと順調なペース。
今回は最近相棒と真剣に向き合って気づいたことについてまとめようかと思う。
(太字をさらうと概要がわかるようになってます。)
そもそも事の発端は前輪の段減り。
当方の場合は溝の進行方向後ろ側が減っているケースだった。
脳内実験と実体験とGoogle先生の力を借りて推測するに、コーナリングでハンドルに力が掛かりすぎているのではないかという結論に達した。
つまりは、セルフステアリングを活かせておらず、ハンドルに体重が掛かっているということ。
しかもそれだけではなく、今までのロンツーにおける手のひら(ネッコで言う肉球のあたり)の疲れもこれが原因ではないかという結論になった。
ハンドルに体重がかかると…
- セルフステアリングによるハンドルの自然な舵角に抗うような力がかかる
- ↑によってタイヤに進行方向とは違う向きの力がかかる
- 同じく一つ目の理由によってコーナーで曲がれない(舵角が足りない)
- 手のひらに体重が掛かっているので手のひらがより疲れる
と、デメリットだらけである。
だがこれを解決するには何が良いのだろうか。
ニーグリ!ニーグリ!ニーグリ!
そう、教習所で習った、タンクを膝で挟むヤツである。
元々当方はGSR250という楽チンポジ ションバイクに乗っていたため、ハンドルの位置に手を置くだけで自然と頭が腰の真上あたりに来ていたのである。これによってニーグリをしなくても無意識に重心が安定していたのである。
つまりは乗るだけで普通のイスに座るのと大差ないポジションだったということである。
ところがどっこい、相棒はどうだろうか。
SS兄貴から見ればクソ楽チンポジ ションだがGSR250のようなヌルゲー楽チンポジ ションからの乗り換えではかなりの前傾に感じる。
ニーグリ筋も鍛えてなければ、前傾の心得も無い当方はあっという間に悪いクセがついてしまった。
そこで意識し始めたのがニーグリである。ニーグリは人間の前後動を柔軟にする腰をバイクに固定するためのものである。ニーグリを極めることで前後動のショック吸収を腰に一任することが可能になる。
つまり、ニーグリがしっかりしていれば、他に支えがなくとも加減速中に身体が持っていかれないということである。
そう、ニーグリがしっかりできてさえいれば、ハンドルに無駄に体重を掛けることもなくなり、その気になればハンドルから手をほとんど離してコーナーを曲がれる(かもしれない)のである。
では、ニーグリはどのようにしたら良いのだろうか。
ということで、この記事を読んでいる諸君は一旦机から離れたり、スマホを置いたりして空中で正座をしてみてほしい。
ジャンプして、滞空中に太ももを身体に寄せ、膝を曲げるとでも言えば良いのだろうか。
このときの形でそのままバイクに股がると結構力を入れることができるだろう。
よく分からないという諸君は、とりあえずいつも膝を置いている位置よりも数センチほど上でタンクを挟んでみるといい。
これで上手く挟めれば、完成である。
最初は股関節や太ももの筋肉が痛むかもしれないが、とりあえず一週間続けてみてほしい。
しかしながら、挟めているかどうかなど、わからないものである。それもそうだ、今までニーグリが出来ていなかったのだから、正解がわからなくて当然である。だが、簡単な方法がある。
ニーグリが出来ているかを確かめるには、両手を放せばいいのである。
ニーグリがしっかりできていて、重心が中心にあれば、手を放しても真っ直ぐ進むはずである。もちろん、いきなり放すのは危険なので、始めはヤエーの時に挙げる片手、次にもう片方の手を少し浮かしてみたり、支える指の本数を減らしていき、徐々に自分の体重がしっかりシートに掛かっていること実感していくとよい。
手放しの練習をする条件としては、前方後方に車が無いときに、少し遠くの信号が赤になったときなどが狙い目である。
エンブレを控えめにするためにギヤを高めにし、ちょうど数百メートル先の信号辺りでじわじわ停まる程度のスピードでスロットをオフにし、力を抜く。そして、一気にポンである。上手くできていれば何事もなかったかのように諸君の愛馬は直進し続けるだろう。